人の生きる意味

人は何故生きるか。私は本を読んだり、話を聞いたりしてその答えを模索してきた。
ある人がついでに生きるという答えを書いていた。人生に意味があるとしたら二歳で死ぬ人も、百歳で生きる人にも同じ意味があることになってしまうだろうと。
私はそれもそうかなと思った。綺麗事を言ってもほとんどの場合、男と女がＨをした結果産まれるわけだしな。魂の修業とか、世のため人のためとか、生きていてよかったと実感を得るためだとかは後づけの理屈かもしれない。
清く正しく生きるに越したことはないが、そう生きたくても汚れ役を引き受けざるを得ない人もいるだろう。その作者は神がシナリオライターなのだから身を委ねて、犯罪者でもホームレスでも胸を張って役割を全うしろと書いていた。
偏った意見にも思えるが、肩肘を張るなという意味もあるのだろう。私も負け役なら負け役でいいかと思えた。庶民が命と引き換えに書き写してきた仏の教えなのだし。