透明人間

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私の大学には、透明人間がいる。そのため彼女に友達はいない。透明人間と知らない人からは好かれる。でも次の日には1人きり。私は不思議でたまらなかった。別に透明人間だからといって友達になれるだろ?そう思っていた。
そこで私は彼女をご飯に誘った。彼女はびっくりしたようだがすぐに笑みを返した。愛想もいい。彼女はディナーが良いと言ったのでディナーを予約。
当日彼女は時間ピッタリに待ち合わせ場所に来た。約束事も守れる。普通に良い人だ。
ディナーも終わろうかとしている時だった。
「ちょっと席離れるね」
彼女はそう言った。私は了承。防犯対策のため荷物を全部持って彼女は外へ出た。
10分後まだ帰ってこない。流石におかしいと思って彼女に連絡。『ごめんね私用で帰ります』そう返信された。え!?まじで笑
後悔した。透明人間と呼ばれる所以はそれだったのか。よし明日1回ガツンと言ったら距離を置こう。
彼女の友達はまだ0人
公開:23/01/02 09:25

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