キャベツの子

0
2

子どものころ。おじいちゃんとおばあちゃんのキャベツ畑に、お手伝いに行ったっけ。
まあるいキャベツに小さな黄色いモンシロチョウの卵。
白いモンシロチョウがひらひら舞ってたっけ。


「キャベツ好きだよ」
って彼女の夢を見ました。

僕の部屋。白いカーテン。
陽ざしを背に、窓際のラグの上にちょこんと座ってる。
クッションを胸に抱えて。
「寒いね」
って。

僕は、マグカップにティーバッグで紅茶をいれました。


「キャベツ買って来よう」
スーパーのいつものキャベツ売り場。
なんとなく光って見えるキャベツを手にとると、
鼓動がきこえたような気がしました。
ふと冷蔵庫に入れちゃいけないようなきがして。
キャベツの葉を一枚また一枚めくってはがすと、
キャベツの中から光る小さな女の子があらわれました。

あっというまに成長して、やさしい女の子になりました。


帰ろう。
白い服のあの子も待ってたっけ。
ファンタジー
公開:22/12/26 22:07
キャベツ 女の子 おとぎ話 童話 ファンタジー 絵本 日常 不思議 妖精

前虎( https://mobile.twitter.com/mae10ra )

はじめまして。
前虎と申します!
作品を読んでいただけたら嬉しいです!
※こちらの「前虎」ページにて184作品までの投稿はご覧いただけます。
(2023年4月23日からTwitterでログインできなかったのですが復旧したようです。)
その後の投稿作品に関しましては、「まえとら」のページに投稿中です!
■「小説家になろう」さんの「まえとら」ページでも全作品ご覧いただけます。
よろしくお願いいたします。

コメントはありません

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容