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先生の前に、真っ白な僕のノートが開かれている。
「どうして宿題をしてこなかったの…?」
怒るというよりも、むしろ心配そうに先生は尋ねた。
僕は、三日連続で真っ白な状態のノートを提出している。優等生タイプの僕が急にこんな事をし始めたのだから、先生が心配するのも無理はないだろう。
「先生、ノートをよく見てください。」
先生は疑問の表情を浮かべながらノートに顔を近づけ、まじまじとみてからハッとした。
「あっ!何かを消した跡がある!…この数式と答えは、昨日の宿題の!どうして消してしまったの?」
「最近ダンゴムシを飼い始めたんですが、その中の1匹が新種かもしれないんです。見た目はダンゴムシとほぼ同じだけど、転がって通った場所の汚れや染みを綺麗に消してしまうんです。僕はケシゴムシって呼んでいるんですけど、困ったことに悪戯好きで、目を離すとノートの上を転がって宿題を消してしまうんですよ。」
「どうして宿題をしてこなかったの…?」
怒るというよりも、むしろ心配そうに先生は尋ねた。
僕は、三日連続で真っ白な状態のノートを提出している。優等生タイプの僕が急にこんな事をし始めたのだから、先生が心配するのも無理はないだろう。
「先生、ノートをよく見てください。」
先生は疑問の表情を浮かべながらノートに顔を近づけ、まじまじとみてからハッとした。
「あっ!何かを消した跡がある!…この数式と答えは、昨日の宿題の!どうして消してしまったの?」
「最近ダンゴムシを飼い始めたんですが、その中の1匹が新種かもしれないんです。見た目はダンゴムシとほぼ同じだけど、転がって通った場所の汚れや染みを綺麗に消してしまうんです。僕はケシゴムシって呼んでいるんですけど、困ったことに悪戯好きで、目を離すとノートの上を転がって宿題を消してしまうんですよ。」
その他
公開:23/07/07 21:50
読んでくれてありがとう!
寒い季節になったから、気が向いた時にふらりと立ち寄ってゆるーく投稿しています。
少し早いですが、よいお年を!
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