罪【微閲覧注意】

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「え?なんで」なぜか見慣れたいつもの家に私はいた。ベビーベットからは子供の泣き叫ぶ声が聞こえる。そんなはずはない。だって私は今頃地獄にいる予定だったのだから。私は子供の方へ駆け寄り触れようと手を伸ばした。しかしその手は子供の体を透過していく。「どういうことなの」私は確認の為に浴槽へ向かった。そこには泡を吹いている私がいた。「そうよ。私はここで死んだの。だったらなんでまだこの世にいるのよ」
「罪を精算するためさ」頭の中で突如声が聞こえる。「君は赤ん坊を残して自殺した。赤ん坊はそのまま何も出来ずに死んでいくだろう。君にはそれを見届けてもらう」気がつくと私はベビーベッドの横に立っていた。先程と違うことはそこから身動き1つ取れないことだろうか。相も変わらず子供は泣き叫んでいる。「安心しなよ。赤ん坊が死んだら二人まとめてご希望通りの地獄行きさ」感情と解離した様に私は子供をジーッと見つめていた。
ホラー
公開:23/07/09 08:18

リマウチ

超ショートショート書いていきます

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