AIの躍進

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AIを宿題や学業に使うなと、いくらお触れを出しても根絶できない。ならばと、いっそ使うのは自由にしようとお触れを変えた。
金持ちはグレードアップしたAIで適切に宿題やカリキュラムをこなした。AI家庭教師に教えてもらい、一段と学力を伸ばした。
貧乏人は宿題をこなすことくらいはできたものの、実際の試験でいい点を取るのは難しかった。
倫理的にクローンはけしからんとなったが、AIロボならいいかとなった。AIロボが試験会場に来たり、就職するのもいいかとなった。それもAIを引き連れた人の功績として認められたのだ。それができたのは、ごく一部の金持ちだけであったが。
貧乏人はそういうことができるはずもなく、いい会社やいい学校に行くのは極めて困難であった。仕方なく低給料の仕事に就いた。
だがそれもどんどんAIに取って変えられたため、多くの人は自殺や餓死に追い込まれた。しかしAIにより人材不足は解消できた。
ファンタジー
公開:23/07/08 17:09

ぴろわんこ

少し変わった、ブラックな話が好きです。

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