朝の光に導かれて

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 朝起きると、外で子供たちの楽しそうな声が聞こえる。
「この辺って、子供いたっけ?」

 以前住んでいたところは、団地だったので、子供はいた。
「ここは離れてるし、年寄りしかいないはず」
 起き上がり、ドアを開けると誰もいない。
「帰ったのかな?」
 ドアを閉めると、また声が聞こえる。

「おかしいな」
 試しにもう一回ドアを開ける。誰もいないが、声はする。
「子供の霊か?」
 怖くなったので、見てもらうことにした。

 結果、過去に住んでいた子供が亡くなったそうだ。声はその子供の声だった。
 近くの花壇に花を添えて、手を合わせる。それ以来、声はしなくなった。
ミステリー・推理
公開:23/06/30 14:43
子供の霊 ホラー

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