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いつもの散歩道沿いには以前から100坪ほどの空き地がある。普通この様な敷地には不動産会社の立て札があり購入希望者を募っていそうだ。しかしそこには何も看板も無く無数の草木が無造作に茂っているだけだった。
さぞや近所の方も迷惑をしているのではと想像させる。
ところが先日前を歩いていると、古びた洋館が突如として現れていた。
あたかもかなり昔から在った様に黒ずんだ赤煉瓦造りの建物は、一面緑の蔦で覆われ不気味な様相でもあった。
蔦越しに見える大きなガラス窓の奥には、古びた白いレースのカーテンが見えるが、人の気配は一切感じられない。
ズート空き地の筈だったのに可怪しいなと思いつつも、それとも自分の何か勘違いだったかも知れないと思った。
念の為夜になり、その付近を夕涼みを兼ね行って見ると、その館には電灯は一切点いておらず、ただ青白い炎が部屋の中や周りには確認できた。
増々謎は深まり、終わらない。
さぞや近所の方も迷惑をしているのではと想像させる。
ところが先日前を歩いていると、古びた洋館が突如として現れていた。
あたかもかなり昔から在った様に黒ずんだ赤煉瓦造りの建物は、一面緑の蔦で覆われ不気味な様相でもあった。
蔦越しに見える大きなガラス窓の奥には、古びた白いレースのカーテンが見えるが、人の気配は一切感じられない。
ズート空き地の筈だったのに可怪しいなと思いつつも、それとも自分の何か勘違いだったかも知れないと思った。
念の為夜になり、その付近を夕涼みを兼ね行って見ると、その館には電灯は一切点いておらず、ただ青白い炎が部屋の中や周りには確認できた。
増々謎は深まり、終わらない。
ミステリー・推理
公開:23/06/25 13:02
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