夏休みの観察日記

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夏休みの観察日記も、今日が最終日だ。
今年は、
 地表の住む、「小型の動物たち」の生態観察
だ。

観察の結果、
 縄張り意識が強い
ことと、
 すぐに争いを始める
という点がわかった。
「悪い意味での個性」が強いように感じる。

以前に、激しい争いで絶滅しかけたことがあったらしいが、数年前から局地的な争いが始まったようだ。

多分、
 一部の個体が争いを誘発している
ということだろう。
観察日記には、そのことも含めて書いておこう。

それにしても、これらの、
 地表に住むホモサピエンス
と呼ばれる小型の動物たちは、なんて愚かなんだろうか。

「地底」に住む僕たちに比べると、身長も小さい。
その文明レベル、知性もかなり劣っている。
多数の大量破壊兵器を持っていることからも、そのことがわかる。

仮に大量破壊兵器を使ったとしても、僕たちが住む地底は、安全が確保されているからいいけどね。
SF
公開:23/06/11 22:36
更新:23/06/11 22:52
SF

藤川 誠太( にっぽん )

SFや歴史をテーマにしたものを書いています。

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