びょういん

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俺は今日、母を殺す。俺は母が昔から大嫌いだった。今までのことを思い出しただけでイライラする。もう限界だ。俺は紅茶に毒を入れることにした。
「母さん、紅茶飲む?」
「飲もうかな。」
俺は母用と自分用の紅茶を机に用意する。母は毒入りの紅茶を飲む。
(これでやっと殺せる…)
母は特に変わった様子もなく、紅茶を飲み終えると、スマホを触りだした。
(遅効性の毒だから、あと30分程度で効果が出てくるはず…風呂にでも入っていよう。)
15分後、リビングに行くと母の姿が無く、父が居た。
「母さんは?」
「病院だよ」
(病院に行かれたか…まずい…)
そのとき、玄関が突然開く。
「ただいま〜」
髪の短くなった母が帰ってきた。
(?どうして帰って来て…)
そこで俺は床に倒れ込んだ。
どうやら、自分で毒を飲んでいたらしい。
馬鹿らしいミスだ。

もはやどうでもいいが、俺の母が行っていたのは、びよういんだった。
その他
公開:23/06/12 20:55

しくよろみみ

将来の夢は小説家な一般中学生でございます。
ショートショートを書いてみようと始めました。
自分の作品がいいなと思って頂けたら嬉しいです。
 

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