紫陽花

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昔、白い花の紫陽花の鉢植えを花屋さんで買ってきて庭に植えたが、最初は白い花が咲いていたのが、翌年には何故か薄いピンク色の花が咲くようになり今年もピンク色だ。
調べてみると紫陽花の大きな特徴の一つが、土壌により色が変化するとの事。
同じ株の花でも、ピンク色になったり青色になったりと、色を変える事が多くあり、紫陽花には七変化という別名が付けられ、花言葉でも移り気や無常と言われるらしい。

紫陽花には元々アントシアニンと言う色素が含まれ、土壌が酸性だと地中のアルミニウム成分が溶けやすく植物には多く吸収され、これが結合して花は青色になり、逆に土中のアルミニウム分が少なければ、ピンク色に変化するらしい。
花言葉では、青の紫陽花は、辛抱強い愛情、白は寛容、ピンクは元気な女性と言われる。
我が家の白い花で咲き始めた紫陽花も、きっと皆から見つめられ綺麗だと褒められ、恥ずかしく顔を赤らめているのだと思う。
ファンタジー
公開:23/06/02 13:48
更新:23/06/02 14:30

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