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仕事のストレスか、家族関係が悪いからか、眠れなくなってしまった。

病院に行くと、
「ストレスによる不眠症ですね、睡眠薬を処方しましょう」

睡眠薬を飲むと、あっという間に眠気に襲われ眠りについた。

夢の中の自分は、不眠症に悩まされていた。
病院に行き睡眠薬をもらい、すぐに飲み眠りについた。

また夢の中で不眠で悩まされ、睡眠薬を飲んだ。
今度は夢をみることなく起きることができたが、
不安で医者にこのことを打ち明けた。
「夢の中でも眠れなくて、睡眠薬をもらっているんです」
「そうですね、今あなたは夢の地下2階にいます。今眠れているということは
ここの階が一番あなたに適しているということです、しばらくまてば地上に戻れますよ」

1年後、お昼頃目覚める感覚があった。
しかしここはまだ地下1階。
そこから10年が経った。地上に自分はまだ寝たままだ。
魂は10年を取ってしまった。
ホラー
公開:23/06/05 20:46

空飛びペンギン( 関東 )

ご覧いただきありがとうございます。

俳優業の傍ら、趣味でショートショートを製作しています。
田丸先生の書籍を読んでから、楽しく作っております。
ご意見、ご感想いただけると嬉しいです。


名作文学の朗読Youtubeを行っています。
http://www.youtube.com/@akky_roudoku

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