怪盗BH
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夕方。
今日も怪盗が息を殺してやって来た。
怪盗はいつものこの時間にやって来る。私が台所で夕飯の準備をしている時だ。
一昨日は唐揚げ。
昨日は卵焼きを盗まれた。
ちらりと視線を、テーブルの上のおかずに向ける。
ちょうど小さな手が、南瓜の天ぷらに手を伸ばしたところだった。
「見つけた〜!!現行犯逮捕だ!!」
そう言うと慌てて逃げ出す怪盗。それでも天ぷらはしっかりと握ったままで、思わず笑ってしまう。
そして、あっさり怪盗は捕まった。
「こ〜の〜!!」
「きゃははははは!!ごめんなさい〜!!」
小さな可愛らしい怪盗を抱き締めて強く抱き締める。
そこに、旦那が帰って来た。
「お、今日もやってるな〜」
「パパ〜!」
「もう、あなたも何か言ってやって!」
そう言うと旦那は「今日の成果は?」なんて聞くから、「そうじゃないでしょ!」って言った後、三人で笑いあったのだ。
今日も怪盗が息を殺してやって来た。
怪盗はいつものこの時間にやって来る。私が台所で夕飯の準備をしている時だ。
一昨日は唐揚げ。
昨日は卵焼きを盗まれた。
ちらりと視線を、テーブルの上のおかずに向ける。
ちょうど小さな手が、南瓜の天ぷらに手を伸ばしたところだった。
「見つけた〜!!現行犯逮捕だ!!」
そう言うと慌てて逃げ出す怪盗。それでも天ぷらはしっかりと握ったままで、思わず笑ってしまう。
そして、あっさり怪盗は捕まった。
「こ〜の〜!!」
「きゃははははは!!ごめんなさい〜!!」
小さな可愛らしい怪盗を抱き締めて強く抱き締める。
そこに、旦那が帰って来た。
「お、今日もやってるな〜」
「パパ〜!」
「もう、あなたも何か言ってやって!」
そう言うと旦那は「今日の成果は?」なんて聞くから、「そうじゃないでしょ!」って言った後、三人で笑いあったのだ。
その他
公開:23/05/23 07:48
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