頭のモード切り替え

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頭のモード切り替えが、簡単な手術で出来るようになった。私の場合は俳句、小説、仕事の三つのモードを入れた。
俳句の場合、細かな観察力、自然への慈しみなどが大切である。小説の場合発想力や文章力が求められ、仕事の場合は集中力が求められる。各々の作業をする際にモードの切り替えをするのである。
と言って仕事以外は趣味でやっていることなので素人がわざわざ手術までしなくてもいいだろうと、お思いになる人も多いのだろう。
しかし私は集中力や発想力に欠けるため、モードを切り替えた方が力を発揮しやすいのである。例えば散歩をする時は俳句モードにし、小説を書く時や構想を練る時は小説モードにし、職場に行ったら仕事モードにする。
そうして作った作品が賞に選ばれたり、仕事で業績を上げることに結びついたら悪い気はしなかった。
だが家庭や友人関係が疎かになってきたのでそのモードも手術でつけてもらった。賞が取れなくなった。
ファンタジー
公開:23/05/16 19:42

ぴろわんこ

少し変わった、ブラックな話が好きです。

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