目標達成ロボ

目標達成ロボというのが一人一台つくようになった。ロボが目標に向けての具体的な行動、思考を指示してくれるのだ。
例えば野球選手になりたかったら様々な部位を鍛えるため、卓球テニス剣道なども薦められた。そして野球はやはり向いてないと本人が判断すれば、他の分野に行くことができた。しかしそれまでにしてきた努力は他の分野に行っても無駄にはならなかった。
目標は小さなことでもよかった。毎日小さなことを積み重ねいくことで、後で実を結ぶことも多かった。一人だと投げ出してしまいそうなことでも、ロボがいるから大抵の人は続けることができた。
技術や知識が身についてくると、さらなる高見を目指す人もいた。ロボはそういう人を、より応援した。
ただし恋愛のような人の感情が左右するものは支援しなかった。
張り合いを持ち生きる人が増えた。どこかの人が言っていたように夢ではなく、具体的な目標を持ち達成していく方がいいようだ。