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「UFOが!UFOが拐われた!!」
呆然と公園のベンチに座り、悲しそうな顔でコチラを見てくる友人。
「えっ?UFOに拐われた?ホントかよ。大丈夫か。」 
「違うよ。UFOに拐われたんじゃなくてUFOが、拐われたんだ。」
「へっ?どういうこと。」
「ホラッ。これを良く見てくれ。」
そう言えば彼は右手に割り箸を持っている。そして左手には何も持っていない。しかし先程まで何かを持っていたような痕跡。
「カラスに焼きそば、持ってかれた。」
そうか、カラスにUFOを拐われたのね。焼きそばの。
青春
公開:23/05/10 14:23

ソフトサラダ( 埼玉 )

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時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、短いお話を書いています。コメントは励みになります。とりあえず過去作の改訂版を中心に新作も載せていきます。よろしくお願いします。 
 

 

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