自撮りカメラ

危ない歩行者や自転車も結構いる。無謀な歩行や横断をされて轢いてしまった車の運転手も気の毒だということで、そういう場合は運転手に全く責任を問わないことになった。
しかし運転手が無謀な運転をするようになっても困るので、明らかに車の方に非がある場合は死刑や無期懲役なども適用されることになった。
それ以来気をつけて運転や歩行をする人が増えた。だがみんなそれなりの言い分があるわけだし、罪が一段と重くなるとあっては自分には非がないと言い張る人が多い。
そこで町の至る所に監視カメラを付けるようになった。しかしそれだけだと死角もできてしまうので、歩行者や自転車用の自撮りカメラというのができて外出の際など常に撮ってもらえるようになった。
監視社会だとの批判もあったが、撮ってほしくない時はオフにできるし交通事故の際に揉めることは減った。
性的被害やスリなどの犯罪やパワハラセクハラなどが減ったことも良かった。