ChatGPTA

保護者と教職員の名簿を読み込ませ、ChatGPTに問いかける。

「PTA役員と委員を選出して」

すぐにChatGPTから回答が表示される。
それを確認し、一喜一憂する者達。まさに悲喜交々。
納得いかない者はChatGPTに問いかける。

「何故、A田A子（私）が委員に選出されたのか理由を教えて」

すぐにChatGPTから回答が表示される。
それを確認して、A田さんは首を傾げる。
そこに書かれている理由。全てが間違いだった。
A田さんはお金持ちでもないし、会社経営もしていない。大家族の母親でもないし、過去にPTAに属していた経験もなく今回が初めて。なのにChatGPTはその真逆の内容を示した。
A田さんの異議申し立ては受理され、再びChatGPTがPTA役員と委員を選出する。
これを繰り返し、今年もPTA役員と委員が決まる。
優秀で公平なAIの人選は情報に間違いがない限り拒否できない。