百万円、貸して?

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「百万貸して。」
「はっ?貸しませんよ。っていうか貴方、誰ですか?」
「まあまあ。そんな事どうでも良いじゃない。今、銀行でお金おろしたよね。それも相当な額を」
「見てたのかよ?」
「まあ、それは。で、貸して百万。」
「イヤですよ。」
「じゃあ、私は貴方の父です。」
「はぁ?父は私が子どもの頃に亡くなってます。変な事言わないで下さい。」
「やっぱりな。死んだ、ということにしたんだ。カオリなら言いかねない。」
「カオリ?母の名前はカオリ。なんで知ってる?」
「だから。私は父です。貴方の。なので百万円貸して?」
「ホントに父さんなの?」
「そうだよ。だから百万円貸して」
「父さん!!ホントに?」
「ホントだよ。父さんだ。だから百万円貸して。」
「信じられない!!母さんに父さんは死んだって言われてたから。ホント、ビックリだよ。」
「やっと信じてくれたか。じゃあ百万円貸して。」
「なんでそうなる。」
その他
公開:23/04/06 20:15

ソフトサラダ( 埼玉 )

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時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、短いお話を書いています。コメントは励みになります。とりあえず過去作の改訂版を中心に新作も載せていきます。よろしくお願いします。 
 

 

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