どっち派？

「お前、犬派？猫派？ちなみにオレは猫派。」
「え～。オレは断然、犬派だね。だって猫って食べれる所が少ないじゃん。」
「食べれる？？お前、なんの話してるの？」
「犬派か猫派の話でしょ？なんかオレ、変なこと言ったか？」
「あ～。もういいや。俺が思ってた話と違うから。」
「違うってなんだよ。じゃあ、お前は猫のどこが好きなんだよ。言って見ろよ。肉質が柔らかくて美味しいってのはベタだからナシだぞ。ホラッ、言ってみろ。」
「もう、やめてくんない？」
「は？お前が言い始めた話だろうが。ちゃんと理由を言えよ。じゃあ、せめて好きな部位ぐらい言えよ。モモか？ムネか？調理法はどれが好きなんだ？唐揚げか？照り焼きか？」
「もう、やめてくれ。」
「なんだよ。まあ、いいや。それより、こんな話してたら、なんか腹減ってこない？これから飯いく？」
「気分悪くなってきた。」
「なんで？」
「なんで？はこっちの、台詞だよ。」