紙ヒコーキ

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紙ヒコーキが輸送アイテムとして飛ばせるようになった。荷物を載せて飛ばすことができるのだ。
荷物を一旦縮小させ、紙ヒコーキの中に入れる。宛先を書いた紙を貼って空に向かって飛ばせば目的地まで飛んで行ってくれるのだ。
これは便利だと世界中の人に使われた。人も中に入って飛ばすことができるのだ。費用の大幅削減にもつながった。大気汚染も緩和された。
しかし紙を大量に使うようになったため、今以上に木が枯渇してきた。また今まで交通、運送業者、自動車産業などで働いてきた人たちが仕事が失くなり路頭に迷うようになった。
何より重大な問題として事故が多発するようになった。世界中の人々があらゆる場所、あらゆる目的地へと飛ばすので紙ヒコーキも入り乱れる。衝突回避機能などついていないので、ぶつかり人が亡くなり物も大破するという悲劇が頻繁に起きた。
やむなく国ごとに政府管理で飛ばそうとなり、一般人は飛ばせなくなった。
ファンタジー
公開:23/03/31 23:30

ぴろわんこ

少し変わった、ブラックな話が好きです。

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