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中二病の息子が何のきっかけか闇魔法を使えるようになった。
「漆黒に抱かれて眠れ!」
息子の魔法が発動する。不眠症気味の私は深い眠りへ落ちる。
「今は安らかに眠るがいい…明日朝7時には起こしてやろう…」
最近ではその言葉に甘えるようにしている。

朝、目を覚ますと焦げ臭いニオイが鼻につく。
「くっ!ダークフレイムよ!俺の言う事を聞け!」
息子が右腕を押さえ、苦しんでいる。
『ちょっと!どうしたの?大丈夫?』
息子の右手に紫色の炎がまとわりついている。大変!早く消さなきゃ!
「俺に近付くな!くそっ!静まれ俺の右手!」
息子の言葉に従い、右手から上がっていた紫色の炎が徐々に小さくなっていく。
「もう…大丈夫だ…」
火が消え、憔悴しきった息子は右手に持っていたものを皿に載せる。
「すまない…サニーサイドアップが闇に落ちてしまった…」
真っ黒に焦げた目玉焼きがテーブルの上、申し訳なさそうに置かれた。
公開:23/03/30 20:38

幸運な野良猫

yahoo!サーバーに問題が発生したらしく2022年9月1日より2週間入れなかったので新規にアカウント取得。
半年以上毎日Yahoo!IDでログインを試みるも、現在進行形でログインできない状態です。#EY003って何だ?
運営に報告するも、ずっと無視されております。自動応答メールだけが返ってくる…1年経過で、もう諦めた…

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