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必修科目の『旅行体育』が苦手だった。
先生の合図で、みんなが跳び箱を跳ぶ。跳んだ子達はマットに着地!せずに旅にでた。
「旅箱は怖くない。勇気」
先生の言葉に、僕は旅箱3段に手をついた。けど、跳べずにまたがる。
次の瞬間、僕は馬に乗り草原を走っていた。
乗馬もうまくなった頃、ついに6段を跳べるようになり、青いマットの海にダイビング。
中学校では8段を閉脚跳び。雪山をスノボでジャンピング。
高校では15段に挑戦。が、正面からぶつかり、気がつけば絶壁をクライミング。
旅箱を跳んで、僕はあらゆる旅をしてきた。
ある時、僕は旅先の洞窟で迷ってしまった。光を見つけ、飛びだすとその出口はどこかの旅箱の中で、前から女性が跳び込んできた。
「危ない!」
反射的に女性の体を支えて、後ろへと跳ぶ。そこには青い地球。初めての宇宙旅行となった。
旅をともにし、これからの旅路を彼女と歩んでいくことに、僕は踏み切った。
ファンタジー
公開:23/03/26 23:14

そるとばたあ( 神奈川 )

★そるとばたあの400字SSは、ことば遊びと文章のリズムにこだわり、音を体感できる物語がコンセプトです!

★第19回坊っちゃん文学賞大賞『ジャイアントキリン群』

★2025年12月、2冊同時刊行の電子書籍
『3分間のまどろみ カプセルストーリー』(Gakken)に『恐竜バーガー』寄稿。

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の選択』、六文字の返信ほか)
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ショートショートの可能性と豊かさが詰まったアンソロジーですのでぜひ!
 

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