はじめてのお使い~今日も天使はマイペース~

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「わーい!!下界だ下界ー!!」
お使いを頼まれたマイペースな小さな天使は、下界へと降りていきました。
そのお使いとは、ある男に天使のラッパを届けて欲しいというものだった。男は不運な男で、その不運をあまりにも可哀想に思った天界の神様が、幸運が訪れる天使のラッパをプレゼントしてあげようというのが今回の出来事だ。
「ところで神様。その男の特徴は?」
「目が死んでいる。それから年齢の割に老けている」
「それで?」
「天使ラミエルに少し似ている」
「わかった」
小さな天使は、ラミエル似の人間の男を探した。しかし下界は広かった。天使ラミエル似の男は、意外にも沢山いた。
「んー、わかんないや。ちょっと疲れたから休憩。お昼寝しよっと」
小さな天使は、河川敷のところに寝転びました。それからしばらくお昼寝していると、良い時間になりました。
「おなかすいた。帰るー」
そう言って天使のラッパを渡さず、帰りました。
公開:23/03/28 10:47

富本アキユ( 日本 )

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Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

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ブラウン・シュガー
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