伝承鳩ゼロ号の悩み

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「本当によろしいのですか?」
再度尋ねましたが喜助様の考えは変わりません。
「お願いだよゼロ号。ひいじいちゃんに言ってやってよ」
「ですが……」
「ゼロ号のことは好きだよ。でも『伝承鳩』を量産したせいで僕は迷惑してるんだ」
喜助様の言うことには逆らえません。
「……承知いたしました。それではあなたの曾祖父である武吉様が私を発明した1930年4月18日へ行って参ります。ポッポー」
ああ、今回も私は喜助様を説得することができませんでした。

しばらくして、武吉様が居る伝書鳩小屋に到着しました。
「ポッポー」
「何だおまえは!?」
武吉様は毎回驚きます。当然です。
「私は鳩型タイムマシンの『伝承鳩ゼロ号』と申しま……」
「しゃべる鳩か!こいつはすごい!ところで“たいむましん”ってのは何なんだ?」
ああ、この自己紹介がプログラミングされている限り、私は過去への旅を終えることはできないのでしょう。
その他
公開:23/03/23 22:20
伝書鳩 伝承鳩 どっちもポッポー

久寓

(玖寓→久寓に変えました)

読むのが好きです。
書くのは好きだけど苦手です。

作品を読んでいただきありがとうございます。コメント等大変励みになっております。

1週間に1作品投稿を目標にしています。
(現在体調不良のため休み中)

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