男の修行

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男の修行という有名な軍師の言葉がある。若い世代の人たちはご存知ないだろうが、
苦しいこともあるだろう
云いたいこともあるだろう
不満なこともあるだろう
腹の立つこともあるだろう
泣きたいこともあるだろう
それらをじっとこらえていくのが男の修行であるという言葉である。
思ったことを話すのがいいとされる時代だが、時と場合にもよる。もう一度この名言を見直して、教育に使おうとなった。
再び黙るのが美徳の時代が来た。話し合いが拗れ修復不能な事態に陥ることは減った。
だがSNSなどへの過激な書き込みは増えた。日記に溜まっている思いを書く人も増えた。何らかの形でストレスを発散させなくては、おかしくなってしまうのだろう。
割と渋い男が増えた。会話が盛り上がらないのは嫌と、女性も男を遠ざけることも増えた。
しかし趣味に励む男も増えた。味のある小説やエッセイを書く男も多くなった。熟成されたのであろう。
その他
公開:23/03/22 23:31

ぴろわんこ

少し変わった、ブラックな話が好きです。

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