ドライブスルーハイ

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「今からゲームしない?」
後部座席の松田が言った。
「どんな?」
助手席の竹下。
「制限時間60分で、この3人で順番にドライブスルーをまわるゲーム」
『終了時に順番だった奴が負けってこと?』
運転席の俺が松田にきく。
「惜しい、梅咲!商品の金額も徐々に高くしていかないとアウト!じゃあ、俺から」
松田はスタバでアイスコーヒーを秒で飲み干す。竹下はマックでダブチを2口で完食。俺はすき家の牛丼大盛を駐車場で食べる。
「時間稼ぎはせこいぞ」
「せこいぞ」
『俺の車だし』
その後、松田がカツカレー。竹下がチキンBOXを完食。
「梅咲の負けかなぁ」
店も見つからず、残り3分となり、俺は都内から高速にのった。
『スーパードライブモード!』
ボタンを押すと、物凄い速度で名古屋ICに到着。料金所で支払いをしたところで終了に。
「あれもドライブスルーかよ!」
俺たちはひつまぶしを食べ、下道でのんびりと帰った。
青春
公開:23/03/19 02:39
毎週ショートショートnote だんだん高くなるドライブ

そるとばたあ( 神奈川 )

★そるとばたあの400字SSは、ことば遊びと文章のリズムにこだわり、音を体感できる物語がコンセプトです!

★第19回坊っちゃん文学賞大賞『ジャイアントキリン群』

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