とんぼの恋
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お盆がすぎ。
台風がさり。
曼殊沙華の花が咲く、お彼岸の季節。
お米がこうべをたれて実っています。
田んぼは稲刈りの季節になりました。
田んぼには、いつも。
かかしさんが立っています。
雨の日も、風の日も。
田んぼを守っています。
田んぼに立つかかしさんに、とんぼさんは恋をしました。
「かかしさん。そんなにだまって立っていてつらくないのですか?」
「これがわたしの努めですからね」
かかしさんは、とんぼさんに優しくこたえました。
田んぼにうまれた、とんぼさんの恋。
顔を赤らめた、とんぼさんが彼岸花の赤いお花にとまりました。
その赤いとんぼさんの子どもたちは、赤とんぼになって。
今も秋になると田んぼを飛んでいます。
台風がさり。
曼殊沙華の花が咲く、お彼岸の季節。
お米がこうべをたれて実っています。
田んぼは稲刈りの季節になりました。
田んぼには、いつも。
かかしさんが立っています。
雨の日も、風の日も。
田んぼを守っています。
田んぼに立つかかしさんに、とんぼさんは恋をしました。
「かかしさん。そんなにだまって立っていてつらくないのですか?」
「これがわたしの努めですからね」
かかしさんは、とんぼさんに優しくこたえました。
田んぼにうまれた、とんぼさんの恋。
顔を赤らめた、とんぼさんが彼岸花の赤いお花にとまりました。
その赤いとんぼさんの子どもたちは、赤とんぼになって。
今も秋になると田んぼを飛んでいます。
ファンタジー
公開:22/09/22 18:59
秋
田んぼ
赤とんぼ
アカトンボ
赤トンボ
恋
案山子
かかし
カカシ
はじめまして。
前虎と申します。
作品を読んでいただけたら嬉しいです!
よろしくお願い致します。
「小説家になろう」さんにも掲載中です☆
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