2
2
黒のスーツに黒ネクタイを締めた男が、雑貨店に静かに入って来た。
「あっ、いらしゃいませ」
「えっ?」
「何か、ご不幸でも」
男は名刺を出しながら言った。
「天地国立冥土界魂管理調査部第四営業室の黒森と言います」
「はあ?」
「簡単に言いますと、死神です」
「うえ、私を迎えに?」
「違います。少し調査の方を」
「ホッ」
男は手帳を開きながら言った。
「詳しくは言えませんが、この辺りを死亡現場に予定しています」
「どなたが亡くなるんですか?」
「言えません。それよりも、どうしてあなたに、自分が見えるか不思議で?」
「ああ……ほんのちょっとだけ、霊感があるらしくて、薄っすらと見たり見えなかったり、後は感じるみたいな……あっ、あれ?」
と、店主が話している間に、死神の姿も気配も消えてしまいました。
「出来れば、この辺りは避けて欲しいなぁ……」
店主は独りごちた。
「あっ、いらしゃいませ」
「えっ?」
「何か、ご不幸でも」
男は名刺を出しながら言った。
「天地国立冥土界魂管理調査部第四営業室の黒森と言います」
「はあ?」
「簡単に言いますと、死神です」
「うえ、私を迎えに?」
「違います。少し調査の方を」
「ホッ」
男は手帳を開きながら言った。
「詳しくは言えませんが、この辺りを死亡現場に予定しています」
「どなたが亡くなるんですか?」
「言えません。それよりも、どうしてあなたに、自分が見えるか不思議で?」
「ああ……ほんのちょっとだけ、霊感があるらしくて、薄っすらと見たり見えなかったり、後は感じるみたいな……あっ、あれ?」
と、店主が話している間に、死神の姿も気配も消えてしまいました。
「出来れば、この辺りは避けて欲しいなぁ……」
店主は独りごちた。
ファンタジー
公開:22/09/22 12:53
更新:22/09/30 11:55
更新:22/09/30 11:55
言葉遊びが好きで、褒めらると伸びるタイプです。
良かったら読んでやって下さい!
ログインするとコメントを投稿できます