裸眼
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俺には誰にも言えない秘密がある。それは、俺の目には俺以外の人格が宿っている事だ。どういう事かというと、こういうことだ。
「恥ずかしいよぉ……」
「ああ、すまない。サングラス忘れてたよ」
「そうだよぉ。裸眼なんて恥ずかしいよ」
と、まあこんな風に俺の目には人格があり、裸眼になると恥ずかしがるのだ。だから俺は、常にサングラスをしている。しかし、どこへ行くのにもサングラスでいるというのは、結構不便である。例えば電車。サングラスをかけて乗ると不審な目で見られてしまう。しかし俺の相棒こと俺の目が恥ずかしがるので、仕方なくサングラスをかけている。……って、それだと俺が恥ずかしいじゃないか。それで仕方なく、裸眼でいても大丈夫なように訓練したんだ。だから温泉に連れて行った。
「ここなら皆、裸だし大丈夫だろ?」
「うん……」
目は大事だ。だからこそ大切にしてやらなければならない。苦労するぜ。
「恥ずかしいよぉ……」
「ああ、すまない。サングラス忘れてたよ」
「そうだよぉ。裸眼なんて恥ずかしいよ」
と、まあこんな風に俺の目には人格があり、裸眼になると恥ずかしがるのだ。だから俺は、常にサングラスをしている。しかし、どこへ行くのにもサングラスでいるというのは、結構不便である。例えば電車。サングラスをかけて乗ると不審な目で見られてしまう。しかし俺の相棒こと俺の目が恥ずかしがるので、仕方なくサングラスをかけている。……って、それだと俺が恥ずかしいじゃないか。それで仕方なく、裸眼でいても大丈夫なように訓練したんだ。だから温泉に連れて行った。
「ここなら皆、裸だし大丈夫だろ?」
「うん……」
目は大事だ。だからこそ大切にしてやらなければならない。苦労するぜ。
公開:22/09/22 09:10
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