義眼
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私は視力を失った。正確には自分自身の手で目を潰した。なぜなら義眼を入れたかったからだ。次の任務はとても危険だ。千人以上の敵が潜伏している基地に単体で潜り込み、バレずに獲物を盗んでこなければならない。やはりあの義眼でなければ到底こなせないだろう。義眼というのは、人間を感知できる義眼の事だ。これがあれば今回の任務は、非常に楽になるだろう。
「目を潰したか。任務の為に自分の目を潰すとは、お前もやるな」
「任務の為だ」
「次は腕か?義手にして武器でも仕込むか?そのうちどんどん人間を辞めてサイボーグになっていく日も近いな。ヒヒヒッ」
それから私は義眼を使い、基地に侵入した。基地内ではスムーズに動けたが、感知してしまった。
「マツリ……」
義眼のおかげで、かつて愛した人がサイボーグにされているという事が分かった。義眼でなければ気付かず、遠慮なく倒していただろう。義眼になって見える物もあったのだ。
「目を潰したか。任務の為に自分の目を潰すとは、お前もやるな」
「任務の為だ」
「次は腕か?義手にして武器でも仕込むか?そのうちどんどん人間を辞めてサイボーグになっていく日も近いな。ヒヒヒッ」
それから私は義眼を使い、基地に侵入した。基地内ではスムーズに動けたが、感知してしまった。
「マツリ……」
義眼のおかげで、かつて愛した人がサイボーグにされているという事が分かった。義眼でなければ気付かず、遠慮なく倒していただろう。義眼になって見える物もあったのだ。
公開:22/09/17 09:58
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