社長室の金庫
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ある大企業の社長室に泥棒が入り込んだ。同時刻、不運にも部屋に戻ってきた社長は声を上げる暇もなく縛り上げられ、こめかみに銃を突きつけられた。
「金庫の開け方を教えろ」
泥棒の狙いは社長室に置かれた金庫であった。人が立って入っても余りある大きな金庫だ。社長は大きく首を横に振った。
「ならば貴様を殺してからこじ開けるだけだ。大人しく開け方さえ教えれば貴様は無駄に死なずに済む」
それならば仕方ない、社長は諦め泥棒に金庫の開け方を教えてやった。ダイヤルを左に1回右に2回ぐるりと回す。すると金庫の扉はいとも容易く開き、泥棒の腕を絡みとってそのまま中に引きずり込んでしまった。
すっかり泥棒の体が飲み込まれると扉は自動で閉まり鍵がかかった。
「やはり人を隠す金庫、素晴らしい物だ。悪用する人間もいるだろうが、それも需要の一部であり利益なのだ。現に今私も実益にあやかった」社長は満足そうに頷いた。
「金庫の開け方を教えろ」
泥棒の狙いは社長室に置かれた金庫であった。人が立って入っても余りある大きな金庫だ。社長は大きく首を横に振った。
「ならば貴様を殺してからこじ開けるだけだ。大人しく開け方さえ教えれば貴様は無駄に死なずに済む」
それならば仕方ない、社長は諦め泥棒に金庫の開け方を教えてやった。ダイヤルを左に1回右に2回ぐるりと回す。すると金庫の扉はいとも容易く開き、泥棒の腕を絡みとってそのまま中に引きずり込んでしまった。
すっかり泥棒の体が飲み込まれると扉は自動で閉まり鍵がかかった。
「やはり人を隠す金庫、素晴らしい物だ。悪用する人間もいるだろうが、それも需要の一部であり利益なのだ。現に今私も実益にあやかった」社長は満足そうに頷いた。
公開:22/09/11 22:33
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