お手玉

良い物をあげようと言われ、孫はお手玉を貰いました。孫は綺麗な青色のお手玉と黄色いお手玉を大層気に入り、毎日毎日遊んでいました。そして時として失敗して地面に落としたりもしました。しかし孫は毎日練習を続けていると、次第にお手玉が上手になってきました。青色と黄色のお手玉に加えて、オレンジ色のお手玉も一緒に投げれるようになりました。オレンジ色のお手玉もまた綺麗です。

どうかこの子が健やかに育ちますように。老婆はそう願い、そして亡くなり、消えていきました。世代が変わったのです。老婆は輪廻転生し、いつの日かまた、子の子孫として生を受ける事でしょう。いつか会えるその日まで待ちましょう。


青色のお手玉は地球。黄色いお手玉はお月様。オレンジ色のお手玉は太陽です。お手玉を地面に落とした時には地震が発生し、人々を恐怖に陥れるのです。地球は神の子が遊んでいるのです。これが神様が作った地球のお話です。