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「ダメ、かな?」
「…実はさ。僕も似たような夢を見たんだ」
「え?」
「医務室で休んでた時、終わりを迎えた世界みたいな場所に立ってて、空にはとても巨大な樹が浮いててさ」
「同じ」
「そこで、女の子に出会ったんだ」
「さんきゅうさんも?やっぱり女の子だったんだ」
「でも、僕が会ったその子は…」
弐っちゃんの方を向いてー
「君だった気がするんだ」
「わたしが?」
「うん。間違いない。君だったよ。…それが理由って訳じゃないけど、君の"せかい"。僕も行ってみたいな」
「ほんと?…ありがとう」
「でも、実際はどうやって行くの?それに僕も君も、まずはこの匣から出なくちゃね」
「それなら大丈夫。友達が手伝ってくれるから」
「友達?もしかしてそれって…」
近づいてきたソルトとジョナの方を向くさんきゅう。
「あら見えるようになったのね」
「なら、お前もダチだな」
そして、ふたりの姿は匣の中から消えた。
「…実はさ。僕も似たような夢を見たんだ」
「え?」
「医務室で休んでた時、終わりを迎えた世界みたいな場所に立ってて、空にはとても巨大な樹が浮いててさ」
「同じ」
「そこで、女の子に出会ったんだ」
「さんきゅうさんも?やっぱり女の子だったんだ」
「でも、僕が会ったその子は…」
弐っちゃんの方を向いてー
「君だった気がするんだ」
「わたしが?」
「うん。間違いない。君だったよ。…それが理由って訳じゃないけど、君の"せかい"。僕も行ってみたいな」
「ほんと?…ありがとう」
「でも、実際はどうやって行くの?それに僕も君も、まずはこの匣から出なくちゃね」
「それなら大丈夫。友達が手伝ってくれるから」
「友達?もしかしてそれって…」
近づいてきたソルトとジョナの方を向くさんきゅう。
「あら見えるようになったのね」
「なら、お前もダチだな」
そして、ふたりの姿は匣の中から消えた。
SF
公開:22/09/04 08:38
連載
SF
戦争
差別
まずは、こんにちは。
練馬区で活動中の、趣味の絵描きです。
小説・脚本なども執筆してます。
【番号なし】 用語・設定解説
【Ⅰ】 連載作品『WonDer BroS』 探偵と怪盗の対決が娯楽化した世界での物語。
【Ⅱ】 短編連作『Story Of Dri(P)Party』
【Ⅲ】 連載作品『根源悪の牧場』 戦争による差別と弾圧に支配された世界での物語。
【Ⅳ】 連載作品『ドライワンダーに遣う』
【001~】 短篇集『short TaleS』
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