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「でも、蒼猫は何でそんなことを?」
「さぁな」
「直接聞いたりは?」
「してないよ。あれからは一度も連絡してない」
そう流す主人だが、誰よりもあの盗縛劇の真意を問いただしたい事は、わたしでなくても察せることだった。しかし、その上で敢えて伏せてる事を聞き出すのは、それはそれで困難だ。トトもそう判断してか話題を変えた。
「なら、蒼猫がどのようにして御宝を盗み出したのか?その手口の詳細も聞かせていただけませんか?」
「俺の推理であって真相じゃないぞ」
「その推理を聞きたいんですよ」
大半の怪盗は、シノギの手口を再現動画などで公表していたりするが、蒼猫の場合はそこさえも秘密主義を通している。
「ああ、なら」
と、お師匠が割って入り―
「良かったら続きはここでしなさい。記者くんまだ行ったことないでしょ」
ニア亭の冊子を軽く掲げて提案した。
「昼前ですよ」
「あそこはランチもおいしいでしょ」
「さぁな」
「直接聞いたりは?」
「してないよ。あれからは一度も連絡してない」
そう流す主人だが、誰よりもあの盗縛劇の真意を問いただしたい事は、わたしでなくても察せることだった。しかし、その上で敢えて伏せてる事を聞き出すのは、それはそれで困難だ。トトもそう判断してか話題を変えた。
「なら、蒼猫がどのようにして御宝を盗み出したのか?その手口の詳細も聞かせていただけませんか?」
「俺の推理であって真相じゃないぞ」
「その推理を聞きたいんですよ」
大半の怪盗は、シノギの手口を再現動画などで公表していたりするが、蒼猫の場合はそこさえも秘密主義を通している。
「ああ、なら」
と、お師匠が割って入り―
「良かったら続きはここでしなさい。記者くんまだ行ったことないでしょ」
ニア亭の冊子を軽く掲げて提案した。
「昼前ですよ」
「あそこはランチもおいしいでしょ」
ファンタジー
公開:22/09/02 13:04
連載
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探偵
怪盗
犬
猫
まずは、こんにちは。
練馬区で活動中の、趣味の絵描きです。
小説・脚本なども執筆してます。
【番号なし】 用語・設定解説
【Ⅰ】 連載作品『WonDer BroS』 探偵と怪盗の対決が娯楽化した世界での物語。
【Ⅱ】 短編連作『Story Of Dri(P)Party』
【Ⅲ】 連載作品『根源悪の牧場』 戦争による差別と弾圧に支配された世界での物語。
【Ⅳ】 連載作品『ドライワンダーに遣う』
【001~】 短篇集『short TaleS』
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