悲しい文化祭

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俺は目の前の美少女に一目惚れした。
今日は文化祭。
俺のクラスはグランドに店をだしていた。
「ブルーベリージュースを」
黒髪の彼女は眼鏡をかけていて知的な雰囲気を纏っていた。
俺は店番を組んでいたクラスメイトに肘で突かれてはっとした。
「に、二百円です!」
俺はお金を受け取って商品を渡す。
彼女はお礼を言って去っていった。


あの日から俺はあの美少女が忘れられずにいた。
「名前を聞いておけばよかった」
「紹介してやろうか?」
俺に声をかけてきたのは仲の良いクラスメイト。
俺は頼むと両手を合わせた。


俺が頭の中で彼女との空想デートを楽しんでいると、隣のクラスメイトが来た。
「何のようだ?」
「彼女を待っていて」
「お前もか。俺たちのクラスは制服を交換してカフェをしていた。俺は女子からウィッグと制服を借りていたんだ。言っておくがそっちの趣味はないぞ」

俺は崩れ落ちて地面に手をついた。
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公開:22/09/03 20:43

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