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私は中学生で学者並みの頭脳の持ち主。
このたび惚れ薬の発明に成功した。薬を数滴摂取させ、一緒にいれば好きになってもらえるというシンプルなものだ。
残念なのは、私は発明が趣味なだけで使いたい対象者がいないこと。

だから友達のリコに薬の小瓶を譲ることにした。
リコの好きな人は聞かなくてもわかる。クラスで人気のケイ君だ。
数日後、リコは成功したと喜んでいたから、てっきりケイ君と付き合ったと思った。が、ケイ君は別のコと仲良く腕を組んでいたのだ。

薬の失敗? リコに詳細を尋ねると、そもそも使う相手が違ったらしい。
「うちの父親、連れ子がいる同士で再婚して…そしたら義理の母親は自分の子ばかり贔屓してさ…でもこれを母親に飲ませたら効果テキメン。うまくやっていけそうだわ」
なるほど、そういう使い方もあったのか。

でも効果は永遠じゃない。調合するのは卒業までかな。
その後はどうなることやら。
その他
公開:22/08/30 19:18

ナユセナユ

どんでん返しが好き。ちょっとずつ書いていきたいです。

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