変な病気
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「調子悪るそうだけど大丈夫?」
「大丈夫さ。ちょっと熱があるだけさ。」
「無理しない方がいいよ。」
「わかったさ。帰って寝るさ。」
「そうした方がいいよ。家まで送ろうか?」
「大丈夫さ。一人で帰れるさ。心配かけてゴメンさ。」
「っていうか、語尾が変じゃない?」
「そんなことないさ。」
「やっぱり変だよ。さ。ってついてるもん。」
「さ?なにさ?そんなことないさ。さ。さ。さ。さ。さささささささささ~。」バタンッ!!
「おい!!大丈夫?誰か~。誰か~。」
「どうしたんですか?」
「友人がさ。急にさ。倒れてしまってさ。救急車をさ。呼んで欲しいのさ。」
「それは大変だ。じゃあ、私が呼びましょう。」
「お願いしますさ。」
「さ?まあ、いいや。119番、119番。あ、もしもし。人が倒れているんです。救急車をさ。早くさ。場所はさ。三丁目さ。」
「さ?」
こうして、この変な病気はどんどん広まっていったのさ。
「大丈夫さ。ちょっと熱があるだけさ。」
「無理しない方がいいよ。」
「わかったさ。帰って寝るさ。」
「そうした方がいいよ。家まで送ろうか?」
「大丈夫さ。一人で帰れるさ。心配かけてゴメンさ。」
「っていうか、語尾が変じゃない?」
「そんなことないさ。」
「やっぱり変だよ。さ。ってついてるもん。」
「さ?なにさ?そんなことないさ。さ。さ。さ。さ。さささささささささ~。」バタンッ!!
「おい!!大丈夫?誰か~。誰か~。」
「どうしたんですか?」
「友人がさ。急にさ。倒れてしまってさ。救急車をさ。呼んで欲しいのさ。」
「それは大変だ。じゃあ、私が呼びましょう。」
「お願いしますさ。」
「さ?まあ、いいや。119番、119番。あ、もしもし。人が倒れているんです。救急車をさ。早くさ。場所はさ。三丁目さ。」
「さ?」
こうして、この変な病気はどんどん広まっていったのさ。
その他
公開:22/08/30 09:01
時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、少しずつ短いお話を書いています。コメントは励みになります。
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