カプセルトイ
0
2
「ねえ、何を作っているの?」
「見て分からないのかい。夜空に浮かぶ星を作っているのさ」
「星?」
「ああ、星だよ。
まず、数百個のカプセルを用意する。
次にその表面を蓄光テープで隙間なく貼る。
最後にカプセル内部に水素等の浮力の大きい空気を注入する。
あとは夜になってから一斉に空に放つのさ」
「へえ、そうなんだ」
「それでね。空の向こうには専門の業者が足場を組んでいて星が届くのを待っているんだ。まあ、言うなれば選別だね。良い星は業者の手元まできちんと届くが粗悪品はガスが途中で抜けて流れ星になってしまうんだ。業者の方も慣れたもので空に空いた穴に星をホイホイホイとはめていくわけだ。イメージで言ったら寿命が切れそうな電球を交換する感じかな。」
「へえ、そうなんだ」
「君こそ、そこでサボっていても良いのかい。流れ星に願った人々の思いを叶えなければならないのだろ、神様として」
「見て分からないのかい。夜空に浮かぶ星を作っているのさ」
「星?」
「ああ、星だよ。
まず、数百個のカプセルを用意する。
次にその表面を蓄光テープで隙間なく貼る。
最後にカプセル内部に水素等の浮力の大きい空気を注入する。
あとは夜になってから一斉に空に放つのさ」
「へえ、そうなんだ」
「それでね。空の向こうには専門の業者が足場を組んでいて星が届くのを待っているんだ。まあ、言うなれば選別だね。良い星は業者の手元まできちんと届くが粗悪品はガスが途中で抜けて流れ星になってしまうんだ。業者の方も慣れたもので空に空いた穴に星をホイホイホイとはめていくわけだ。イメージで言ったら寿命が切れそうな電球を交換する感じかな。」
「へえ、そうなんだ」
「君こそ、そこでサボっていても良いのかい。流れ星に願った人々の思いを叶えなければならないのだろ、神様として」
公開:22/08/30 07:43
コメントはありません
ログインするとコメントを投稿できます