犬の警備員さん

散歩していると道際の民家でネットを張ってリフォーム工事をしており、歩道の通行人に注意を促し赤い警棒を振っている人がいる。
良くみればガードマンだと思っていたのが、実は犬のガードマンと言おうかガードドッグだった。
犬のおまわりさんは、以前聞いた事があったがまさか今時は警備員もしているとはびっくりした。

通りすがりに奇妙だなと言う顔で、私がこんにちはと挨拶をすると、最近はガードマンさんは年配者ばかりで、この猛暑で人手不足なんです。今回募集があったので応募したら、君がやたら吠えたり噛みつかない健全な犬さんであれば是非採用したいと言われ、正社員で決まりました。この説明をしてる間も四方八方に目を配り、何と機敏に仕事をこなしていることか。
時代もどんどん変わって行くんだなと実感すると同時に、今後の日本の雇用体系も必ずしも人に頼らず、巷の動物達が新規参入してくるんだと恐怖すら感じる散歩の一日でした。