明日バナナを食べる

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「明日バナナを食べる」と書かれたメモが死体の横に置いてあった。それを見た俺は「なんでバナナ食べて死ぬんだよ……」と呟いた。警察が来て状況から見て自殺だという事で終わった。その後、特に何も起きず平和な日々が続いた。だが、ある日。昼休みの事だった。いつものように食堂へ行こうとした時、後ろから声をかけられたのだ。
「親友のお前は、なぜアイツが明日バナナを食べると書いたメモを残して死んだのか考えた事はないか?」
振り返るとそこにいたのは、七星。どうもコイツとは馬が合わない。
「そんなの知らねえよ」
「遺体の第一発見者はお前だったんだろ?」
「ああ。いつもどおり朝が弱いアイツを起こす為にアイツのマンションに行ったんだ。部屋の鍵はいつも開いてるんだ」
「あれは自殺じゃない。殺人だ」
「え?」
「お前も一緒に事件の謎を調べろ。お前と一緒というのは不本意だがな」
俺と七星は、奇妙な殺人事件を追っていく。
公開:22/08/25 09:50

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

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ブラウン・シュガー
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