私の心が欲していたものは
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プロの画家としてデビューして3年目になる。
やっと念願の個展を開いた。
これをきっかけに仕事がくるようになった。
しかし、これをきっかけに作品が描けなくなった。
完全燃焼したかのように絵を描きたいと言う気持ちを失ってしまった。
─これはまずい。
私は気持ちを取り戻すために色々な場所に行った。
同業者の個展、映画、アロマセラピーのなどのお店に行ったが駄目だった。
ライバル心でも癒しでもなかった。
今の私に足りないのは何なのだろう。
そして今、温泉地で有名な宿に泊まっている。
ある日、朝早く目が覚めて窓を開けた。
山間から昇り始めた朝陽によって空と流れる雲が赤く色づいている。
しかし、景色の半分はまだ夜の世界。
─なんて美しい景色なのだろう。
素直に綺麗だと思えた。
─ああ。私が忘れていたのはこの感性だった。
あの日から、スマートフォンの待ち受け画面はこの朝陽になっている。
やっと念願の個展を開いた。
これをきっかけに仕事がくるようになった。
しかし、これをきっかけに作品が描けなくなった。
完全燃焼したかのように絵を描きたいと言う気持ちを失ってしまった。
─これはまずい。
私は気持ちを取り戻すために色々な場所に行った。
同業者の個展、映画、アロマセラピーのなどのお店に行ったが駄目だった。
ライバル心でも癒しでもなかった。
今の私に足りないのは何なのだろう。
そして今、温泉地で有名な宿に泊まっている。
ある日、朝早く目が覚めて窓を開けた。
山間から昇り始めた朝陽によって空と流れる雲が赤く色づいている。
しかし、景色の半分はまだ夜の世界。
─なんて美しい景色なのだろう。
素直に綺麗だと思えた。
─ああ。私が忘れていたのはこの感性だった。
あの日から、スマートフォンの待ち受け画面はこの朝陽になっている。
その他
公開:22/08/24 18:46
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