しーっ、静かに

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嫌がる私を幽霊が出ると噂の家に連れて来た友人。
「ほら!何もいない!」と土足で家の中に入り、大声を上げる。
私には見える。この家の幽霊が友人を睨みつけている。
私は靴を脱ぎ、友人に近付くと「しーっ、静かに。もう帰ろうよ」と耳打ちした。
「大丈夫大丈夫」と笑う友人。大丈夫じゃない。幽霊がこちらを睨んでどこかに電話をかけている。怖くてたまらない。
数分後、家にやって来たのは警察だった。空き家から子供の声が聞こえると通報があったようだ。
警察に怒られ反省する友人。よかった…私もこれで家に帰れる。
『あなたはいていいわよ』
幽霊が私の肩に手を置き、耳元で囁く。
『私達の声、聞こえているんでしょ?見えているんでしょ?あなたはこの家にずーっといていいわよ』
口も押えられた私はそのまま家の奥へと引きずり込まれた。

私はこの家を訪れる人に対し『しーっ、静かに』と注意する。
この声が聞こえたら君も家族よ。
ホラー
公開:22/08/26 20:39

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

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