暴力クラブ

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おれは暴力クラブに来た。別に非合法のクラブではなく、法的に認められたクラブである。
ロボットが人間のように振る舞い、そのロボットを思う存分痛めつけることができる。
人間の皮膚のような加工がしてあるから、こっちの手足はあまり痛くはない。
おれは普段会社や家庭でおとなしい、いい人で通っているから溜まったストレスをこういう場で発散させるのだ。

「すみません、今部屋のメンテナンス中で」
おれは部屋に入るなり、頭を下げるロボットを殴りつけた。常連客となったおれは毎回凝った演出にしてくれと店に頼んである。
今回はスタッフという演出で来たか。ロボットから、リアルな血が流れだしてきた。

いきなり部屋の電話が鳴ったので、おれは電話に出た。
「すみません部屋のメンテナンスが長引いてしまいまして。今からロボットを送ります」

えっ、じゃあこれは本物の人間。
おれは治療費や本性がバレるなと自分の心配をした。
その他
公開:22/08/22 16:56

ぴろわんこ

少し変わった、ブラックな話が好きです。

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