夏色未来
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太陽は容赦なく照り付ける。私は日焼け止めを塗り、玄関のドアを開ける。
すると玄関先に同い年くらいの男の子が倒れていた。思わず駆け寄る。
どうやら眠っているようだ。
「大丈夫ですか?」と声を掛けながら身体を起こす。彼は目を覚まし、「うーん」と言いながら伸びをした。
そして私に気づき、「あ! 昨日の!」と言った。
「……え? お知り合いでしたっけ?」
私が首を傾げると、彼は慌てて立ち上がり自己紹介を始めた。
「俺、天音って言います。先月隣に引っ越してきたばかりなんですけど」
そう言われて思い出す。確かに数日前、隣の部屋に物音がしていたような気がする。「ああ……あの時の……。こんにちは、私、小春といいます」
私はペコリとお辞儀をする。
「今日からよろしくお願いしますね」
彼が爽やかな笑顔で言うものだから、つられて笑ってしまった。
それはある夏の日の運命の出会い。後に彼が未来からやってきたと知る。
すると玄関先に同い年くらいの男の子が倒れていた。思わず駆け寄る。
どうやら眠っているようだ。
「大丈夫ですか?」と声を掛けながら身体を起こす。彼は目を覚まし、「うーん」と言いながら伸びをした。
そして私に気づき、「あ! 昨日の!」と言った。
「……え? お知り合いでしたっけ?」
私が首を傾げると、彼は慌てて立ち上がり自己紹介を始めた。
「俺、天音って言います。先月隣に引っ越してきたばかりなんですけど」
そう言われて思い出す。確かに数日前、隣の部屋に物音がしていたような気がする。「ああ……あの時の……。こんにちは、私、小春といいます」
私はペコリとお辞儀をする。
「今日からよろしくお願いしますね」
彼が爽やかな笑顔で言うものだから、つられて笑ってしまった。
それはある夏の日の運命の出会い。後に彼が未来からやってきたと知る。
公開:22/08/24 09:30
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