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にゃ~にゃ~。
なんでこんな事になったんだ。
猫に取り囲まれている。猫達は威嚇をやめない。私が何かしただろうか。どうしたものか。暫しの膠着状態。猫が一斉に飛び掛かってきた。その場に蹲る私。
そこで目が覚める。あぁ、夢か。まただ。毎日同じ夢を見る。
私は夢の事を友人に相談した。彼は夢診断のエキスパートだった。
友人「猫が?」
私「そう、猫。それも沢山の猫。凄く怒ってた。」
友人「猫に何かした?」
私「してない。と思う。」
友人「多分、何かしたんだと思う。猫に。良く思い出して。そこが大事だ。」
私「うーん。」
友人「猫に囲まれる前に何かがあったはず。解決の糸口はそこにある」
私「ダメだ~。思い出せない。」
友人「時間はある。コーヒーを淹れたよ。まあ飲みながら、ゆっくり思い出せばいいにゃ。」
私「にゃ?」
友人「えっ?何?」
私「なんでもない。」
聞き間違いだと信じたい。とコーヒーを口に運んだ。
ホラー
公開:22/08/23 17:46

ソフトサラダ( 埼玉 )

時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、少しずつ短いお話を書いています。コメントは励みになります。

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