三井さんは恥ずかしがり屋
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三井さんは、僕の隣の席の女の子だ。いつも一人で本を読んで過ごしている。休み時間になっても誰かと話したりしない。一人で寂しくないのかな?
僕はそんな三井さんが気になっている。いや、好きって意味じゃない。ただ気になってるだけだ。
「ねえ。三井さん。その本面白い?」
僕は三井さんに声をかけてみる事にした。すると三井さんは
「おも……しろいよ」
と一言だけ言って、恥ずかしそうに俯いた。
「どんなお話なの?」
「魔女とその弟子が旅するお話……」
「へえー。冒険か!面白そうだね」
「うん……」
そう言って、また恥ずかしそうに俯いた。
「ねえ。三井さん。休み時間、皆とおしゃべりしたりしないの?」
「わ、私……。話すの得意じゃなくて……」
「嫌いではない?」
「うん……。話したいけど恥ずかしくて……上手く…‥話せなくて」
「なら僕と話そうよ」
そう言って僕は、恥ずかしがり屋の三井さんと話すようになった。
僕はそんな三井さんが気になっている。いや、好きって意味じゃない。ただ気になってるだけだ。
「ねえ。三井さん。その本面白い?」
僕は三井さんに声をかけてみる事にした。すると三井さんは
「おも……しろいよ」
と一言だけ言って、恥ずかしそうに俯いた。
「どんなお話なの?」
「魔女とその弟子が旅するお話……」
「へえー。冒険か!面白そうだね」
「うん……」
そう言って、また恥ずかしそうに俯いた。
「ねえ。三井さん。休み時間、皆とおしゃべりしたりしないの?」
「わ、私……。話すの得意じゃなくて……」
「嫌いではない?」
「うん……。話したいけど恥ずかしくて……上手く…‥話せなくて」
「なら僕と話そうよ」
そう言って僕は、恥ずかしがり屋の三井さんと話すようになった。
公開:22/08/20 09:38
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