疑似恋愛

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私は幼馴染の裕樹と疑似恋人になる契約を交わした。なぜそんな事をするのかというと、お互い好きな人に振り向いてもらう為だ。裕樹は私の親友が。私は裕樹の親友の事が好きだ。だから私達が付き合って、親友達に意識させることが目的だ。

「つまりあれだな。俺は彩ちゃんにお前の事で悩んでるから相談に乗って欲しいと言って相談に乗ってもらって、仲良くなるという作戦だな?」
「そういうこと。私も彰君に祐樹の事で悩んでるから相談に乗って欲しいって言って相談に乗ってもらって仲良くなる」

果たして作戦は上手くいくのか。

「何?俺に相談って」
「実は……」

結果、彰君は親身になって相談に乗ってくれた。でも彼に嘘をついている事が申し訳ない気持ちになった。

「ごめん。本当は嘘ついてたの。彰君に振り向いて欲しくて……」

私は最低な形で告白した。すると彰君は黙った後、私をそっと抱きしめて告白を受け入れてくれた。
公開:22/08/21 10:02

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

https://youtu.be/frouU2nCPYI

・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過

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ブラウン・シュガー
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