潜在意識ペン

自動記録ペンという物を買った。自分の心を書いてくれるというのである。私は物臭なので、日記を書くのにちょうどいいかと思った。
確かに自動的に書き始めてくれた。しかしその内容に、私自身も驚いた。
ほとんどが家族や会社で共に働く人々、あるいは通勤時などに出会った人々への悪口だったからである。
文章も苛烈で、お前なんか死んでしまえとか、もっと素直になって欠点を直せとか書いていた。

そう思うことが無いわけではなかったが、普段はそこまで烈しい思いを抱いているわけではない。私の潜在意識が書かせたのか。
しかしこの内容を家族に、見せるわけにはいかない。明日セットで売っていた、専用シュレッダーを買ってこよう。

よく見ると妻も同じようなことをしているみたいだ。人間関係は嫌な思いが蓄積されていくものだから、そうでもしないとやってられないのかもしれない。
このペンとシュレッダーのお陰でストレス解消にはなった。