愛の形
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皆が寝静まった丑三つ時。気持ち良く寝ている若殿。シュッ!!っと突然、風を切るような音。何事かと思い起きる若殿。枕元の畳に手裏剣が刺さっている。ピンクのハート型だ。少し驚いたが若殿には心当たりがあった。
若殿「あのくノ一だな。私に惚れている。モテる男はツラいな。フフフ。」
爺「殿~。殿~。大丈夫ですか~!!」
若殿「大丈夫だ。爺。あまり騒ぐでない。ホラ、良く見てみい。手裏剣の形を。ハートの形をしているだろ?あのくノ一は、私に惚れているんだよ。ハハハ。」
爺「何、呑気な事を。命を狙われているのですよ。笑い事じゃありませんよ。早くこちらから逃げて下さい。」
若殿「大丈夫だと、言っているだろう。爺は心配症だな。ハハハ。」
シュッ!!
若殿の額にハートの手裏剣が刺さる。
若殿「ハハハ。ホント、モテる男はツラいな。」そう言って若殿はバタッと倒れた。
若殿「あのくノ一だな。私に惚れている。モテる男はツラいな。フフフ。」
爺「殿~。殿~。大丈夫ですか~!!」
若殿「大丈夫だ。爺。あまり騒ぐでない。ホラ、良く見てみい。手裏剣の形を。ハートの形をしているだろ?あのくノ一は、私に惚れているんだよ。ハハハ。」
爺「何、呑気な事を。命を狙われているのですよ。笑い事じゃありませんよ。早くこちらから逃げて下さい。」
若殿「大丈夫だと、言っているだろう。爺は心配症だな。ハハハ。」
シュッ!!
若殿の額にハートの手裏剣が刺さる。
若殿「ハハハ。ホント、モテる男はツラいな。」そう言って若殿はバタッと倒れた。
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公開:22/08/19 10:09
時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、少しずつ短いお話を書いています。コメントは励みになります。
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